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学校帰りにCDショップに寄ったらJ-POPコーナーがあって、日本のCDが売られていた。東大門市場などでの路上で売られている海賊版ではなく、普通の店で普通に売られているのを初めて直接みて、なんだか感慨深くなった。私が中学生だった頃、十年前には許されていなかったこと。30年以上、韓国は日本の文化を拒絶していて、ほんの数年前から少しずつ開放してきたことを日本人はどれくらい知っているのだろうか。第一次開放、第二次、第三次、第四次・・と段階を踏んで受け入れていったこと。四大国際映画祭で受賞した作品ならいいよ、とか、日本のCDでも日本語の歌詞でなければいいよ、とか。全面開放したのはついこの間、ニ、三年前の話。日本では韓流ブームで一昨年あたりから相当な盛り上がりをみせているけれど韓国にとっての日本の大衆文化というのはもっとデリケートな問題で、国としてある特定の国の文化を拒絶するという稀な状態がなぜ存在したのか、必要だったのかを本当はもっと考えるべきなのだと思う。そしてなぜ今、開放されたのかについても。触らぬ神に祟りなしという意味で、故意に大きく取り上げていないだけなのかもしれないけどね。そしてまあそれも一理ある。 私はある面では暑苦しい女なので、数年前にCHAGE&ASKAが韓国で初めて日本人として大規模なコンサートを催すときいたときなんか感動して、行けないのにチケットを購入してしまったりした。自分が生きている時代に雪解けの季節になっていったことがとても嬉しくて、じんわりしたの。自分にも何か出来ればいいのにと思うけれどことが大きすぎてまだ何も出来る気がしない。でも例えば(韓国人の)いとこの女の子がジャニーズ好きだったり、そういうシンプルなことが国の動きに繋がっていくのかもしれない。まあ兎に角純粋に、よかったなあと。 そして日本で買うより安かったので思わず購入してしまいました。韓国語の歌詞がついていて面白いので、もしソウルで欲しかったCDをみつけたら買ってみるといいかも。私はこれで勉強でもしてみようかと思って(←暇人)日本語と韓国語の歌詞を並べて研究してみた。普段使うような言葉づかいだったりして結構役に立ちます。第一、調べる意欲が湧く、という点がいい。韓国の歌手のCDを買って自力で翻訳する方が勉強になるんだろうけどね。K-POPはよくわからないので。 余談。この間トルコ人の友だちと話をしていて何故トルコ人が多いのか少しわかった。韓国や日本と文法が同じなんだとか。ついでにトルコはどんな国?ときいたら「Beautiful」という答えが返ってきて、写真をみせてくれた。私はそれをみながら、自分の国についてきかれたときに「美しい」と言えることをとても羨ましく思った。『うつくしいものを 美しいと思える あなたの こころが うつくしい 』相田みつを。またうっかり出てきた・・・こういう説教くさいの、嫌いだったのにな。私も心底純粋に、「私の国は美しい」と言いたいけれど、何かが邪魔して言えない。無念です・・・安倍さん。(自分で盛り下げといてなんだけど)これからこれから!てことで!アンニョン! ●韓国政府による日本文化開放政策(概容) http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/korea/bunka/index.html ●Mitsuo Aida Museum http://www.mitsuo.co.jp/museum/index.html ●05DEC2006 虹ブログ更新 Language Education Inst.
Seoul National University−ソウル大学校・・家からバスに乗り街に出て地下鉄に潜って電車に乗り、A番線のとある駅で降りてバスで向かうその場所は、噂どおりの、山に囲まれた広大なキャンパス。いわゆる軽めのハイキング通学。雪が降ったら確実に何度かは転びそうな坂の途中に、言語教育院の校舎がある。でも三日目にして思うけどバスの使い方さえ覚えればそう大変ではないはず。他はもっと楽なのかもしれないけれどこれでもここが家からいちばん近かったのです。だからいいの。今週から授業が始まった。私のクラスは意外なことに日本人がひとりもいなくて、半数近くが(何故か)トルコ、次に中国、台湾、モンゴル、ラオス、ロシア、ウズベキスタン。先生含めて日本語を話せる人が全くいないのは少し寂しいけれど和やかな雰囲気で居心地はいい。よかった。当たり前なのに、ここでの共通言語が韓国語だということもなんだか微妙に面白い。アジア系以外の人が韓国語を話す姿を見慣れてないからかな。共通言語=英語という固定観念があるからなのかも。 久しぶりに学校というものに通って勉強をしているのだけど、た、楽しい。勉強たのしい。宿題とかもっとほしい。もっと難しいこと知りたい。でも基礎は大事だからコツコツ学ぶのだ。時間が沢山あるから韓国語+他の勉強も加えようと思うのだけど何にするか迷う。一生勉強一生青春。相田みつをが年々浸透してきた!!年をとったということなのかな。どうなのよそれ。 宇宙が広がり続ける限り学ぶことは尽きない。生きることに悩みが伴うように。果てしない妄想妄想妄想・・関係ないようである、全て。ぜんぶ知りたい。知っていることぜんぶ教えてほしい。教えてよ。ひとつ残らず。 聞いても忘れるけど。 たまに思い出すから。 ●02DEC2006 虹ブログ更新 酒鯨〜スルゴレ
成田空港からノースウエストF便によって仁川空港に運ばれ、ソウルでの生活が始まって、まだ六日目。人生において十年目の韓国生活。生まれたときから6歳まで、12歳から14歳、そして今。寒いです。「水たまり 凍っているよ 冬の朝」という下手な俳句がこぼれるくらい寒い。今日は晴れていたのに雪が降っていて、きれいだった。イチョウの枯葉も雪と一緒に舞っていて幻想的・・でも寒いのに待っているバスが来ないことも同じくらい気になった。寒いのに。水曜日にクラス分け試験があって、それはもう散々な出来だったけれど、そのほかに何をしていたかというと、韓国の親戚たちに振り回され、飲んで食べてお腹を壊していました。ハルモニ(おばあちゃん)もハラボジ(おじいちゃん)もサンチュン(おじさん)も私にものすごく構ってくれる。そして、日本でよく「韓国人っていつも怒ってるみたい」と言われる原因のひとつだと思うけど、まず「普通の声」が大きい。そして暴走する。そしてそれを止めるのは、とても大変。私が時々暴走するルーツはここか・・とかふと思いつつ。ハラボジの「ベッドを買おう!!机も!!」という提案を止めるのに、ハルモニとふたりがかりで何度「テッソヨ!!」「ケンチャナ!!」(←いらないとか今のままで大丈夫とかそういうようなこと)などを叫んだことか・・そう、日本ではよく「ハイ?」「今、なんて言った?」と聞き返されるようなモゴモゴ話す私も、ここではビックリマーク付で日常会話をせざるを得なくなりました。 酒鯨というのは「スル(酒)+ゴレ(鯨)=スルゴレ(大酒飲み)」という意味だとか。みんな「よく食べてよく飲む」ことをものすごく喜ぶ。人の期待に応えたくなる性分を(実は)持つ私はハルモニの御飯を精神的にも胃腸的にも苦しくなるくらいに食べ過ぎて、三日目にして、お腹を壊した。試験の後、おじさんちに連れて行かれたのだけど(普段は祖父・祖母の家)そこで嘔吐と下痢で苦しむ私にもおじさんは「ごはんを食べにいこう」と言って聞かなくてびっくり。いらないっていうと子供みたいに口をとんがらせてスネるので、やっぱりそれでも食べたよ。翌日は全快したので、おじさんが海で釣ってきた魚の刺身をおつまみに大いに飲んで、スルゴレという冠を戴いた。私、頑張った・・ 常に強くたくましく主張していないと食われて飲み込まれそうなエネルギッシュな世界です。精神的な原動力において、やはりいちばんチカラがあるのは良くも悪くも「怒り」だと思うのだけど、韓国は日本よりも「怒り」みたいなものが溢れているような気がする。苛立ちとは違ってよく言うと、覇気。話がずれるかもだけど、大抵の場合、若いときは世間(や国や親やあらゆるもの)に対して漠然と怒りを抱いているからこそ勢いがあって、年を重ねて「諦め」や「赦すこと」を覚えることによって、萎えていくものではないだろうか・・と考えたことがあるのだけど、それに似たようなものをこの街に感じます。日本の方が年寄りっぽい・・穏やかさや寛大な心は尊敬すべき大切なものだけど、まだまだ、何かに対する怒りに似た情熱のようなものも、持ち続けていたい。 ところで。韓国の小学生と中学生のいとこが、とても可愛い。携帯電話によくメールが送られてくるので、メールも覚えた。ハングルだって打てるんだから!!一緒にキムパップ(のり巻)食べたり映画をみにいったりプリクラ撮ったり、忙しい。そうだ、順番間違ったけど特筆すべきこと。話で聞いていた韓国の家庭での「具合が悪いときの処置」⇒「血を抜く」を経験した。指を糸でぐるぐる巻きにされて、指先を刺繍針で一刺し。赤黒い血が・・痛かった。両手の親指。痛かったというか、怖かったよ。効き目があったのかどうかは、よくわからないけれど、ある気がする。そうでないと痛かった甲斐がないよ。 でもとにかく私のためにあらゆるひとたちが手を尽くしてくれて、本当に有難い。韓国語の習得その他諸々、頑張ります。ソウルより。 ●26NOV2006 ホームページコンテストエントリー |